問2の答え
b. a.より小さい。変位は0.489cm で問1(3.9cm)の1/8の変位になる。
変位δは δ=Ph3/(3EI)で計算される。
- P:荷重(この場合は20ton)
- E:部材材料のヤング係数で材料の堅さを表す指標
- I:断面2次モーメント。部材の断面寸法によって計算され,部材の曲がりにくさを表す指標
- h:部材長さ
ヤング係数は
- 木材 1.0x106 N/cm2 (およその値。樹種,方向によってかなり異なる。)
- 鋼材 2.06x107 N/cm2
- コンクリート 2.06x106 N/cm2
この計算例ではコンクリートの柱を想定していますが,これを木材で作れば変位は倍に,鋼材で作れば変位は1/10になります。