建築構造力学第２・演習　シラバス

概要

すべての建築構造物を設計する際、構造設計の最も基礎となる骨組の力学について，建築構造力学第１に続いて講義をします。

　教科書：谷資信監修，建築構造力学演習教科書，彰国社

＜達成目標＞

• 静定構造物の応力が計算できる。
• 不静定構造物の応力が計算できる。
• 応力（M,Q,N)の関係が理解できる。
• 崩壊形与えられたとき，終局荷重が計算できる。

＜注意事項＞

• 高校レベル程度の微分と積分ができることが前提です。
• 講義予定をHPに掲載してあるので，必ず予習してください。講義でいきなり説明を聞いても内容は理解できません。
• 講義に関する連絡は大学のメールアドレス宛に送るので講義の前日にチェックしておいて下さい．
• 期限までに履修登録を済ませていない学生の履修は一切認めない。
• 2/3以上の講義に出席(9:00までに出席確認システムから入力を済ませている）すること。遅刻は欠席として取り扱う。
  • 学生証を忘れた場合は，講義開始時間までにその旨申し出で，「日付，学籍番号，氏名，講義名」を紙に書いて提出すること。
• 講義では指定の席にすわること。前の方で受講したい学生は最初の講義のときに申し出ること。
• 出席に関する不正行為（無断で退出した場合を含む）をした場合は，その時点で不受講とする。
• 講義時間中にこの講義とは関係ないこと（居眠りを含む）をしていた場合は，その回は欠席扱いとする。
• windowsが起動するノートPCとLANケーブルを持参すること。
• 講義の備考欄に示した演習問題は各自自力で解いてみること。解答はHPに掲載されている。

＜評価基準＞

講義

• 成績は，中間テスト(100)，期末テスト(100)，確認テスト(1回*30=30)で評価する。合計230点を100点満点に換算する。90点以上を秀，89-80点を優，79-70を良，69-60点を可とする。追試は行わない。
• 単位を修得できなかった場合は，以下の対応となる。
  • 次年度，再受験か再履修とする。
  • 他の講義科目と講義時間が重なっていても，この科目の履修登録をすること。期限までに履修登録を済ませていない場合は，成績判定の対象にしない。
  • 再受験とする場合：
    • 出席回数が2/3以上，確認テストを２回以上受験，中間・期末試験を受験し，かつ成績点が50点以上あること。
    • 再受験者リストに名前が記載されている受講生のみ対象となる。
    • 中間・期末試験のみで成績を判定する。他の科目と講義時間が重なっていても，試験日時は変更しない。
    • 再受験の受講者が再び不合格になった場合は，翌年度以降は再履修となる。
  • 再履修とする場合
    • 他の必修科目と講義時間が重なっている場合は以下の対応となる。
      • 建築構造力学第２演習を履修する。2/3以上の講義に出席（遅刻は認めない。）し，2/3以上の演習課題でC以上の評価を得ること。
      • 成績判定は，中間・期末テストにより行う。他の科目と講義時間が重なっていても，試験日時は変更しない。

演習

• 演習問題は，A4のレポート用紙に記述して提出する。字が読み取りにくい場合でも，計算過程の記述が不十分と判断する。
• レポートの書き方に十分適合するように記述すること。レポートのﾁｪｯｸリストはつけなくてよい。
• 必要回数出席していることに加え，2/3以上のレポートがC以上の評価を受けていることが最低基準である。
• レポートの提出期限は，提出日の１３時とする。教員室ドア横の箱の中に入れること。遅れたレポートは採点対象にしない。
• 演習を採点し合計点で評価する。満点の合計点（10点x演習課題数）を100点に換算する。90点以上を秀，89-80点を優，79-70を良，69-60点を可とする。
• 他人にレポートの解答を見せた場合，解答を見た場合はカンニングとみなし，単位認定はしない。ただし，解答を見せないで解き方を教え合うことをしても構わない。
• 演習の評価点　S:12，A：10，B：８，C：６，D：４，E：０，F：０　
• 採点基準　
  • S：指示した＋αの解答を書いたときのみを対象とする。加えて計算結果が正しく，計算過程が明確に読み取れる。
  • A：計算結果が正しい。計算過程が明確に読み取れる。
  • B：計算結果がが正しい。計算過程の記述に不十分な点がある。
  • C：計算の方向性は正しいが，計算結果が間違っている。または，計算結果が正しくても，計算過程の記述が不明瞭である。
  • D：要求項目が一項目抜けているか，計算過程の記述が大幅に不明瞭である。
  • E：要求項目が二項目以上抜けている。または，計算過程の説明で理解できない部分が多々ある。提出したとは認めない。
  • F：〆切に間に合わなかったレポート。 採点しないが添削はする。
• 単位を修得できなかった場合は，次年度，再履修とする。

<授業計画(2020年度）>

講義：水曜1コマ(9:00〜10:30)，演習：木曜１コマ（9:00〜10:30)